映画「ライムライト」チャップリン

2020.06.02 Tuesday 11:42
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    Limelight-6.jpg
    (今さら)初見で、色々と感じた
    チャールズ・チャップリンが、アメリカで最後に製作した後期の映画
    1952年の作品

    全体的になんともな雰囲気
    素顔で登場するチャップリンが、道化として自己表現してる
    ある意味で自伝的・自虐的で
    落ちぶれたものの哀しさがある

    1920年代、30年代を全盛期として過ごしたチャップリンですらそうなるのだ
    もちろん最後は人間、誰しも死ぬ(ある意味で平等)
    だけど、にしても作品はこうして残るわけで

    正直、カット割りや勢いなどは全盛期には叶わないし
    また時代的にも、古いように思える
    同じくイギリスから来たヒッチコックもそうだが
    職人芸で一斉風靡しても、時代には追い抜かれてゆく
    それは歳をとって新しい表現ができなくなるということでもある

    ただ、最後の灯火として残した作品は
    やはり美しさをはらんでいるし
    映画史に残る喜劇王の意地も垣間見えた☆

    ふし

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    映画「告白小説、その結末」エヴァ・グリーン

    2020.05.30 Saturday 11:47
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      _-10.jpg
      一見、普通のサスペンスっぽいけど
      そこはロマン・ポランスキー監督
      微妙に予測不能

      奥さんのエマニュエル・セニエが主演
      エヴァ・グリーンとの共演で、
      女性作家の迷いや不安を描く

      普通のミステリーと思うと、肩透かしをくらう
      不条理というのがポランスキーの映画だから
      好みは分かれるか☆

      ふし

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      DVD「二郎は鮨の夢をみる」ドキュメンタリー映画

      2020.05.27 Wednesday 15:27
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        640-47.jpg
        2013年の公開から話題のドキュメンタリー映画
        寿司職人のプロフェッショナルに特化した内容
        ようやく見た

        東京・ 銀座の名店「すきやばし次郎」の店主で寿司職人の小野二郎
        大正14年(1925年)生まれの二郎だから昔かたぎ
        その職人ぶりには刺激を受けるし
        もの作りをしてる者としてリスペクト

        一方で親子関係など、ドキュメンタリーとしては
        そこまで深くは踏み込めてない
        だから見てて心の琴線に触れることはない
        よくも悪くも、心の交流がそれほどないというのが
        ミシュラン三つ星寿司であっても
        当てはまるかもしれない
        お客の居心地はそこまで関係なく、味だけで勝負

        アメリカ人監督のデビッド・ゲルブが撮る映像は美しく
        寿司が美術品のように映る
        消え去るものを残すのがドキュメンタリーの価値なら
        間違いなく価値ある作品☆

        ふし

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        DVD「ブルーハーツが聴こえる」映画

        2020.05.23 Saturday 17:38
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          5766fd6a4cafefbb.jpg
          見なくていいかもしれないオムニバス映画
          ザ・ブルーハーツの歌をモチーフにしてるが、
          ラストに曲は流れるが内容とは関係ない

          ブルーハーツが好きな人が見るべきじゃない
          曲は内容に全くいかされず、ただやりたい短編を作るとは
          裏切られた感が半端ない

          その1、「ハンマー(48億の ブルース)」(主演:尾野真千子/監督:飯塚健)
          一番ひどい
          尾野真千子の演技以外は最悪
          いや演出が見てられない、ヤバい

          その2、「人にやさしく」(主演:市原隼人 /監督:下山天)
          宇宙ものSFは、邦画でやるべきじゃない
          この時点で見るのやめようかと
          思った正直キツい

          その 3、「ラブレター」(主演:斎藤工/監督:井口昇 )
          これは少しましで、山本舞香の手がハサミになるのが
          シザーハンズみたいでいい
          タイムスリップものはチープだけど悪くはない

          その4、「少年の詩」(主演:優香 /監督:清水崇)
          あまり印象がない
          途中で寝かけたせいかな
          新井浩文が優香を襲う?

          その5、「ジョウネツノバラ」(主 演:永瀬正敏/監督:工藤伸一)
          昔の岩井俊二の「undo」みたいで
          死体で保存される水原希子が美しい
          一番好きかも

          その6、「1001のバ イオリン」(主演:豊川悦司/監督:李相日)
          一番邦画らしい情感があり
          この中では圧倒的(曲もあってる)
          これ一本長編で見たい

          2時間44分という長さ
          DVDなので2回に分けて見たけど、長すぎる
          特に最初の2つはいらない

          それにしてもリスペクトに欠ける映画
          だからリスペクトを欠ける扱いをされても仕方ない
          それなりの役者も出てるのにもったいない

          1995年に解散したパンクバンド「THE BLUE HEARTS」
          ああ、解散したの1995年やったんや
          阪神震災、オウム、あとはブルーハーツ解散☆

          ふし

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          映画「ウインド・リバー」極寒

          2020.05.20 Wednesday 20:37
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            e45a4c478691f704.jpg
            極寒の地、アメリカはワイオミング州の先住民保留地が舞台
            実話がベースとなっている
            先住民の血を引く若い女性の死体が発見される

            作風やタイトルから、『フローズン・リバー』(2008年)を思い出す
            メリッサ・レオが第81回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた映画
            おそらく参考にしているだろう

            監督はテイラー・シェリダンで、初監督だが
            この人が書いた脚本に、「ボーダーライン」「ボーダーライン ソルジャーズ・デイ」
            アメリカ=メキシコ国境地帯の麻薬戦争を題材にしたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品がある

            シェリダン自身も今作とあわせ、
            “現代のフロンティア3部作”と言っていて
            その最終作となる本作は、閉鎖的な村にFBIの新人捜査官
            (「羊たちの沈黙」を想起させる女性主人公)

            がやってくるが、不安定な気候や慣れない雪山に難航
            ジェレミー・レナー演じる地元のハンターの協力で捜査に向かう
            日本でありがちな単なる謎解きに終わらず

            クライマックスの銃撃戦、突然の回想など
            ヒリヒリする展開で、しかも湿っぽくなく
            イーストウッドばりの復讐劇にもなっている

            そんな様々な要素が詰まった脚本が見事で
            第70回カンヌ国際映画祭「 ある視点」部門で監督賞受賞
            渋好みにおすすめの作品☆

            ふし

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            映画「ダーク・スクール」炎の少女

            2020.04.13 Monday 01:43
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              _-5.jpg
              意外と面白かった
              隔絶された名門寄宿学校で恐ろしい現象に襲われる
              少女たちの運命を描いたスリラー

              スペインのロドリゴ・コルテス監督
              「ラストサマー」の原作者ロイス・ダンカンの小説
              「Down A Dark Hall」を映画化

              実父を亡くし、母や義父と暮らす少女キット(アナソフィア・ロブ)
              かわいい彼女が、素行不良で高校を退学になり
              更生のため森の奥にある名門寄宿学校に入る

              そこにはキットと同じような女子生徒たちが暮らしていたが、
              次第に変な出来事が起こりだす
              偉人たちがのりうつり、ピアノを華麗に弾き始めたりする

              父との思い出、炎につつまれるラスト
              ユマ・サーマンも物語の鍵を握る謎めいた教師役を怪演
              見どころ多く、わりと楽しめた☆

              ふし

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              映画「初恋」三池節

              2020.03.11 Wednesday 16:10
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                3b8857fa425bb5d7.jpg
                海外でも上映されてた「First Love」
                誰かと思えば三池崇史が監督
                そして「トーキョーグール」窪田正孝の主演

                初恋という題名からは遠いような
                三池節の、暴力と混沌にあふれ
                最初はB級感まるだしなんだけど

                それが加速していくヤバさ
                特に、染谷将太とベッキーは熱演
                久々の三池節の爆発が嬉しかった☆

                ふし

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                映画「スキャンダル」保守

                2020.03.04 Wednesday 15:38
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                  b71942ec5695c489.jpg
                  FOXニュースといえば保守寄りの報道で知られ
                  トランプ大統領も唯一見ているというテレビ局だが
                  そんな局の実話を描いた映画

                  そんな中でもいかに最先端をいくか
                  女性らしさを売りにしないか
                  というところで勝負しているキャスターたち

                  しかし、テレビ局CEOのロジャー・エイルズが
                  女性に素足を出させたり、個別の面談でセクハラしたりと
                  権力で牛耳っていた

                  そんな局で働くC・セロンは、やがて同じく花形キャスターで
                  辞めさせられるN・キッドマン演じる女性が、とうとうボスを訴えた
                  と聞くが、彼女を見殺しにするか自分も声をあげるか

                  メディア、訴状、セクハラとくると
                  アクの強い映画のようだけど
                  スタイリッシュに仕上がっている

                  一番似ているのは「マネ ー・ショート 華麗なる大逆転」だが
                  脚本が同じくチャールズ・ランドルフ
                  監督は「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」のジェイ・ローチ☆

                  ふし

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                  新作映画「リチャード・ジュエル」権力

                  2020.02.12 Wednesday 17:19
                  0

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                    毎年見れる老巨匠の映画といえば
                    イーストウッドかウディ・アレン
                    だがウディ・アレンはAmazon Studiosと揉めてるようで
                    イーストウッドも2020年は撮影が決まってないらしいから
                    しばらく見れないかもしれない

                    イーストウッドの作品は、リベラル主体のハリウッドでは骨太(少し保守)
                    かつ作家性もある、つまり無法者でアウトローであっても
                    自分の中には信念があり、決して負け犬ではない
                    そんな人物たちを主人公にしている

                    色んなジャンルを手がけているイーストウッドだが
                    割と実話ものが好きで、今回は1996年のアトランタオリンピックにおける
                    爆破事件を描いている
                    ただこの主人公が問題

                    いや、無実の罪を晴らそうとする主人公なら
                    「ハドソン河の奇跡」のトム・ハンクスなども同じだが
                    リチャード・ジュエルは正直
                    胡散臭げな太っちょキャラクター
                    つまり負け犬っぽくて、もちろん偏見もあるが
                    どこか極端な主人公

                    だからこそFBIにも目をつけられたのだろう
                    で、この主人公に共感できずに参った
                    これは個人的な見方があるのかもしれない
                    または価値観の違いなのかもしれない
                    もう少し共感できる部分も描いてもらえたらよかった

                    FBIのほうが可哀想に思えてくる始末
                    悪者としてメディアを扱っている(女記者の描きかたは顕著)
                    これは「ペンタゴン・ペーパーズ」などのスピルバーグとは
                    真っ向から対立する視点
                    どちらかといえば、共和党のトランプ寄りの保守派の価値観だろう

                    ん、イーストウッドの悪いところが出たというか
                    それでも保守が大半の日本などではウケはよいかもしれない
                    などと政治的なバックグランドがありつつ
                    権力に対する異義という点では、やはりアメリカ映画であり
                    権力側の正義(警察や検察が主人公)として描きがちな日本とは異なる映画

                    ハリウッドのスタジオも、映画化を渋ったらしい
                    いっそのことサム・ロックウェルを主人公にするか
                    母親役のキャシー・ベイツが主役のほうがよかった?
                    もしかしたら、この作品のせいで次回作が決まってないなら
                    ハリウッドで異彩を放つイーストウッドといえど
                    映画作りは難しいものだ
                    などと感じた89歳の老巨匠の作品☆

                    ふし

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                    映画「キング」Netflix

                    2020.01.24 Friday 15:38
                    0

                      449805.jpg
                      歴史劇はあまり好きじゃないけど
                      予告編がよくて、観てみることにした
                      Netflix配信に先駆け、劇場公開というので

                      「キング」というタイトル
                      フォルスタッペンが出てくるまで
                      シェイクスピア作品とは知らずに見てた

                      ティモシー・シャラメが英ヘンリー5世を演じ
                      たまにはこういう歴史劇も映画の1つとしていいのかも
                      そう思わされる重厚感

                      Netflix作品は、『ROMA/ローマ』が
                      第91回アカデミー賞で外国語映画賞、監督賞、撮影賞の3冠を受賞した
                      以来、まさに物議を醸し出してる

                      今作品もブラッドピットの製作会社プランBが絡んでたり
                      アメリカとオーストラリアの合作だったり
                      第76回ヴェネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門で上映されたり、規模として規格外

                      あとはスクリーンで上映するかどうかの問題
                      やがてネット公開だけの映画作品とかも
                      かつてのVシネのように出てくるだろうけど

                      これは映画に間違いないのだが、
                      2時間30分は多少中だるみがあった
                      それはネット作品の功罪だろうか☆

                      ふし

                      category:映画感想 | by:ふし文人comments(0) | -

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